あの声は・・・

あの声は・・・ 怖い話
あの声は・・・

あの声は・・・

投稿者:カエデさん


あれは私が小学校、親友から聞いた話です。
あの日は私と親友(仮にRとでもしましょうか)の
二人で私の家で遊ぶ予定でした。

いつものとおりにRは自分の家を出る前に私の家に電話しました。
さて、私の家ではその時ちょうど仕事が休みだった
母が電話を取りました。

やはりいつものように電話の応対をします。

「はい。あぁ、Rちゃん?ちょっとまってね」
そう言って母は電話の保留ボタンを押して受話器を置き、私をよびました。

私は当然急いで受話器を取ります。

「もしもしR?」

「もしもしカエデ!?今からそっち行くから!!」
ガチャっ ツーッ ツーッ・・・・・・

「なんだ??何あせってんだ?」
 そんな感じでその時私は、必要な用件だけを述べただけで
切れた電話に首を傾げるばかりでした。

が、それは真っ青な顔で家に来たRに聞き出してすぐに判りました。
Rが言うにはこういう事でした。
母が保留を押して数秒後、受話器から流れる

明るい保留用の音楽が、だんだんとスローになっていき、
最終的には女の子が古い数え歌らしきものを歌う声に
変わってしまったというのです。

当然そんな事あるわけがありません。
実際私が保留を押す直前に聞いたのはいつもの曲でしたから。
じゃぁ、Rが聞いた女の子の声はいったい・・・・・・?
地味にRは小さい頃から霊感というものが鋭く、
よく見たりしていたとのことですが、
電話でこんな目にあったのはあれが初めてだったなぁと、
今では懐かしき思い出話となりつつあります。
追伸。
小さい頃から霊などと言ったものが見えていたRですが、
最近はほとんど見ないとのこと。

本人曰く、昔に比べたら弱くなったとか・・・・・・。
逆に最近は私が(ごくごく希に)見えるようになった気が・・・・・・

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