投稿者:はなさん
私が小学校3年生の夏休み、区役所で
”自然まるかじり体験塾”なるものを毎年やっており、
その区内の小学生から成人にいたるまで参加して、
田舎で農家の手伝いをしながら過ごすというものでした。
それはまったく面識のない人と3~4人くらいでグループになり、
私は中学生と高校生の女の子と3人で
山梨のある農家でお世話になったんです。
家畜の世話や畑仕事、家事までいろいろ手伝い、
その日の夜、私は大きなお風呂を掃除をしていました。
浴室の隣には脱衣所があり、他の子がそこを掃除していました。
夏なのに、少し肌寒く早く終わらそうと、何気なくフッと顔をあげました。
ちょうど、窓があり開いていました。
そこには、青白く、白い着物を着ているような、
美しい女性がものすごい形相で私を睨んでいるのです。
私は、当時目がすごく悪く、「変な女の人だなあ」と
睨み返してしまいました・・・。
隣にいたグループの女の子に、
「女の人がこっち見てにらんでるだけど」と言ったら
その子は「誰もいないじゃん!」と怒ってしまいました。
目の前にはっきりといるのに、
一瞬目を離した時にもう姿がありませんでした。
14年経った今でもはっきり顔を覚えています。
あれほどしっかり見てしまったのは、この時だけです。
一体私に何を訴えたかったんでしょうか。
心からご冥福を祈るばかりです。