投稿者:福岡人さん
私の父が体験した話です。
私がまだ生まれる前(28年前)の出来事です。
父の母は末期癌でそう長くはない状態でした。
(ちなみに実の母ではなく継母だということでした)
ある日の夜8時ごろ、電話がかかってきて、
とったのは父ですが、向こうはわけのわからない言葉を
ずっとしゃべってるそうです。
父「もしもし、○○ですが。もしもしっ、どちら様ですか? 」
父の問いには答えず、ひたすら意味不明な言葉が流れていたそうです。
お経のようにも聞こえるがそうでもない・・・・・。
女の声か男の声かもわからない、なんとも不気味な声・・・・・。
しかも、一人ではなく大勢いたとのこと。
ひとりがメインでわけのわからない言葉をしゃべり、
その後ろでたくさんの人間がざわざわと騒いでいる感じがした、と。
結局ずっとこんな調子で、3分ほどで父は電話を切ったそうです。
「変な電話だったなぁ・・・・」
そして次の日の午後、会社で昼食をとっていた父は
上司に呼び出されました。
上司は「いま病院から電話があって、お母さんが危篤だそうだ。
いますぐ病院へ行け!」と父に言ったそうです。
急いで病院に行った父でしたが、母はすでに息を引き取っていたそうです。
今になって考えると、あの電話はもう長くはない自分を
知らせようとしてたのではないか?
と、父は言います。
私もそう思います。