投稿者:メガバスさん
先週、ボーイスカウトの合宿で長野県の山中に篭っていました。
山奥の藁葺き屋根の民家を借り切って拠点にして
野外活動をしておりました。
夏+合宿+夜=肝試しってことで民家
(ここが人家の在る最後の所)から集団で山奥に行く一本道を登り、
突き当たりまで行った所で一人づつ懐中電灯も持たずに
民家まで降りてくるというものです
付き添いの大人は道に迷わないように要所に立って
道案内をしており私もその一人でした。
道がカーブして田んぼから鬱蒼とした林の中に通じる
道の崖上から監視しておりました。
当時は雨上がりで凄い霧が立ち込めており、
懐中電灯を照らしても見にくい状態でした。
一人、また一人と子供たちが恐々私の前を過ぎていきました。
どれくらいたったでしょうか
たっ・たつ・たっ・・
誰かが降りてきます。
夜目になれた子供の目を幻惑させないため、
道を間違えそうになったとき以外は懐中電灯は点けません
た・た・た・・・
どうやら走っているようです
「おいおい・・あぶない・・」
と思った瞬間・・
足音だけが眼前を走り抜けました。
私のいる林を抜けた先は崖のカーブになっているので
落ちたら大変と懐中電灯を照らし、足音を追いかけましたが
猛スピードで足音は民家の方におりていってしまいました
道は泥濘のあぜ道で起伏が激しく闇夜で霧がある状態で
懐中電灯を持たずに走り降りることは大人でも不可能です
民家前で点呼をしたら全員がいましたのでホッとしました。
この場所は毎年肝試しに使うルートだそうで
今回の体験は子供たち(大人達も含め)に
無用な恐怖感を植え付けてはいけないと思い、
誰にも話さず私の胸にしまっております。
来年も彼(?)は子供たちと肝試しをまた楽しむことでしょうね