投稿者:あんた誰さん
はじめまして、あんた誰です。初投稿です。
これは、友達から聞いた話です。
ひとり旅の好きなM子さんは、夏休みを利用して、
北陸地方へ出かけました。
旅を始めて3日めの夕方、ある一軒の古い旅館に入りました。
その日の泊まり客は、M子さんひとりらしく、
すぐに2階の広い部屋に案内されました。
ひとふろ浴びた後、夕食をすませ、はやめにねたそうです。
しばらくすると、耳もとで誰かがささやいているような気がして、
目をさましました。
あたりを見まわしましたが、人のいる気配はありません。
しかし、泣き声だけが、押し入れから聞こえてきます。
すこし、こわくなったM子さんは、部屋の明かりをつけると、
押し入れの戸をさっと開けました。
オッ!っと言って目をみはりました。
押し入れの壁に、子供をだいた女性の影がうつっていて、
頭をふるわせながらないていたそうです。
M子さんは、すぐに部屋をかえてもらったそうです。