投稿者:こださん
もうかれこれ16年ほど前になります。
私がまだ小さかったころの話です。
私の父にはまだ親交の続いている中学と
高校の時の友達が何人かいます。
あるとき休日に家族(父、母、私、弟)で
昼食を食べている時にいきなり
私「お父さんの隣におじちゃんがいるよ」
と言ったそうです
(私はまだ小さかったため記憶がほとんどない)
もちろん家族以外は誰もいません。
父「家族の他は誰もおらんで?
この子は何をいっとるかいな?」
父と母は不思議に思ったみたいですが
小さい子の言っていることを否定してしまうと
あまりよくないと思ったみたいで
母「どんなおじちゃんがいたの?」
私「お父さんばっかり見とる。私のほう見てくれん」
(私のほうを見てくれなかったと言うことで
不機嫌だったらしい…)
父「みたことあるか?」
私「この前お話したよ~」
その時電話が鳴りました。
それは父の高校の時からの友達だったらしく、
電話を切った父は呆然とした顔で私と母を見て
父「…Aがさっき病院で死んだ…」
父に高校からの友達数名と撮った写真を見せられ
私が指した人はAさんだったそうです。
もちろん私は名前なんて知りませんし、
Aさんが末期のガンで入院していたなんて
全く知りませんでした。
Aさんと父はとても仲がよく一番の親友だったと
大きくなってから母から聞きました。
Aさんは父に一番最初にお別れを言いにきたんだと
涙しました。
その後私はよく霊の姿を見るようになりました。