投稿者:紅のプー太郎さん
季節柄、昼間は暑すぎて体力面で無理があり、
夕方くらいから日付けが替わる頃までの、夜釣りにしました。
当日、現地に着いて満ち潮はボチボチ釣れてましたが、
夜の10時過ぎた引き潮になると、
ぱったりと釣れなくなり、なんか変な臭いが匂ってきたんですね。
初めはそうでもなかったんですが、次第にキツくなってきたら、
爺さんが
「いいとゆうまで、決して振り向くんじゃないぞ‼」
と言い出すんですよ。
俺としては、霊の類いは見慣れてますし、
妖怪だったとしても多分大丈夫だったんですが、
あえて振り向かない様にしました。
それにしても、強烈とゆうか熾烈とゆうか、
息をするたびに「オエッ‼」とするレベルの、
腐敗臭みたいな臭い匂いので、涙目になるくらいだったんですよ。
暫くすると、次第に臭い匂いは収まっていき、
爺さんも「もういいよ‼」と言われて、聞いてみたら
「山童(ヤマワラ)とゆう妖怪で、取りつかれたら魚は釣れる様になるが、
毎日釣りに行かないと祟られて、命を取られる‼」
そうで、尋常じゃない臭い体臭があるそうです。
帰ってから調べてみたら、熊本県南部から
鹿児島県の東シナ海側に現れる妖怪の一種だそうで、
だいたい爺さんの言ってたとおりでした。
色々な釣り方で全国レベルになると、もう素人では
何がなんだか?レベルでついていけず、
そうゆう方々の何人かは山童に取り付かれてるんですかねぇ?