旧金辺トンネル
現在は鉱山の工事用に使用されているようだ。
白い女性が出るという噂があり、地元では幽霊トンネルといわれている。
道路は舗装されていない。
昼間はあまり不気味な雰囲気はしないが、
立地的に夜は真っ暗なのではないだろうか…
金辺峠は古戦場でもあった。
「島村志津摩の碑」
島村志津摩は、藩主の信頼厚く、弱冠20才で
小倉藩15万石の筆頭家老となり、藩政の大改革を断行し、
藩の搾取政策を改め生産者を厚遇し、商業の振興に努力した。
慶応元年(1865年)幕府の第二次長州征伐に先鋒となり、
小倉藩軍の総大将として勇猛果敢に戦うも利あらず、
金辺峠を最後の砦として死守し、田川郡を戦禍から守る。
戦後、千石の加増も断り、藩の再建に全力を注ぎ、
藩政あたっては封建態制のもとで民主主義を
先取りして民意を徹し、政策を確立する。
後、苅田町二崎に隠退する。
明治9年8月18日、病いを以って歿す。
「享年44才」
死後10年、士卒、農民等が志津摩の人徳を
追慕して、この地に碑を建てたのである。
香春町教育委員会
怖い話「金辺トンネル」