境内にある人魚塚
人魚の骨 龍宮寺
貞応元年(1222年)
博多港に人魚が流れつき、地元の人は驚き、これを鎌倉幕府に報告。
朝廷から勅使の冷泉中納言が博多に派遣され、検分して人魚と認定。
国家長久の兆しと手厚く葬るようにと
寺内浮御堂(現龍宮寺)の人魚塚に骨の一部を葬る。
その他の骨を寺で保管しておいた。
明治時代頃になるとこの人魚の骨を水に浸し、
長寿をまっとうできるようにと、
参拝者に振舞っていたが、その際に骨を盗み出す者が続出し、
樽いっぱにあった骨も今残るほどまでに減少。
寺の秘蔵となった。
なんと触る事も許可して頂きました。
長年の年月が骨を木のように軽く変えていました。
骨自体は大きいが、すごく軽いです。
また人が撫でつづけている為、光っていました。
タバコを持っていないのでティッシュで大きさ比較。
人魚の掛け軸
掛け軸は人魚の骨を記念に描かれたもので、
江戸時代頃に描かれたと思われる。
人魚は八十一間あったと書いてある。
一間・・・1.8メートル。
しかし鎌倉時代の一間が本当に1.8メートルだったかわからないという。
住職いわく、ジュゴンのような日本では珍しかった海洋生物なのでは?
調べたらすぐわかるだろうけど、夢を壊したくはないので。
…との事。
海の中道マリンワールドに展示されている
リュウグウノツカイ
深海に住み、体長10mにもなる。
捕獲日:1990年1月22日
捕獲場所:福岡県糸島郡串崎
全長:2.72m体重:16.75キロ
日本の人魚伝説はリュウグウノツカイだったのではという一説もある。