周遍寺。
周遍寺について
当寺は、孝徳天皇の時代白雉2年(651年)法道仙人がこの山の北の峰に
石に写した妙経一部全文を納め、経の尾と号し堂宇を建立したことに
はじまるという古刹です。
中世には七堂伽藍を備え、当地有数の名刹として栄えました。
しかし、天正6年(1578年)羽柴秀吉軍の中国攻めの際、
兵火にかかり伽藍を焼失
長らく荒廃していましたが、天和2年(1682年)地元の
里長高田六郎右衛門正恒兄弟らが中心となり伽藍を再興しました。
その後、同山一院の密蔵院や地元の多くの方々のご尽力により
幾度かの改修を重ね現在にいたっています。
境内は、中央東向きに如意輪観世音菩薩を本尊とする本堂や
右隣の開山堂、庫裏西側の大師堂や磐座上の鐘堂などが建っており、
その周りを四国八十八ヶ所めぐりが整備され、
道中には高田六郎右衛門が寄進した石造多層塔などが残っています。
また、当寺に至る参道は、春は桜、秋は紅葉が美しく、
境内からは遠く明石海峡大橋や淡路島などを望むことができ、
歴史と自然豊かなハイキングコースとして加西観光20選にも選定されています。
立派な古刹なんですが現在廃寺状態。
ナビにも地図にも載ってる場所なんですが…。
お堂はかろうじて残っています。
が、おそらく住職の住宅は…
完全に廃墟化。
入り口も窓も開いたまま…
部屋の中まで見える状態。
もしやあれは…
なんと仏壇があります
管理されなくなって結構年月経っているようです。
歴史ある古刹なのでぜひ再び再興してほしいです。
境内はなにか工事がはじまっていましたので、
近々何かできるのかもしれません。