ミツルレポート
水辺にある地上5階建て、地下2階建ての廃ホテルS。
ここではホテルが経営難に行き詰まり、オーナーが
ホテル内で自殺する。
そして廃墟になった後も、オーナーの幽霊が出てくる・・・
といった噂がある。
現在このホテルはフェンスに囲われており、
立ち入る事は出来ない。
橋から撮影。
駅から歩いて割とあっさり発見する。
建物はしっかりしているが、ススに汚れている。
建物内を覗くと驚くべき光景が・・・!!
外人が建物内でバットを振り回していた。。
(マジで。)
だが、ここまで交通費を掛けた以上、バットの外人
で引くわけにはいかなかった。
「まぁ外人に見つからなければいいや・・・ハハッ。」
と無理やり楽観的に考えて潜入開始。
草木が生い茂っている。
1階部分は火事で完全に焼け落ちていた。
と、その時、先ほどのバットの外人が・・・
自分「(や、やべえ!超おっかねえ)・・・!!」
外人から逃げようと思ったその時・・・
外人「コ、コンニチワ。。」
外人の挨拶で緊張は一瞬で解きほぐれた。
そこで自分は聞いてみた
自分「何をやってるんですか・・・?」
外人「エ、映画ヲ撮ッテルンデス・・・。。」
周りには特撮用の機材が置いてあった。
地下で映画撮影班が撮影を行っているらしい。。
緊張が完全に解れた自分は色々話しかけてみた。
だが・・・
外人「スミマセン、私、日本語ワカラナイ・・・」
自分「(^▽^;)・・・そ、そうですか。。」
外人も忙しいようなので、
この辺で別れて早速2階に上がる。
なんか恐怖感が無くなったな・・・
ここもかなり焼け焦げていた。
下階の映画撮影班は、
なぜかこの階に発電機を置いていた。
2階中にエンジン音が鳴り響いている。。
客室も完全に焼け落ちている。
結構な大火事だったようだ。
床にはアスベストのような綿が落ちていた。。
この階は幾分キレイだった。
床にはBB弾がボロボロ落ちていた。。
ミツルレポート2
この部屋はシングル用の部屋だったのだろう。
かなり狭かった。。
しかしこの部屋の風呂は結構広い。
何か憧れてしまう。。
その隣の部屋はツインなのか結構広めだった。
現役時代は棚の上にテレビが置いてあった事だろう。。
だがこの部屋の風呂はやけに小さい。。
しかも中途半端な位置だし・・・
壁紙が湿気で剥がれていた。
ドアが破れていた。
シャフトを覗いてみる。。
エレベーターのカゴが1階で止まっている。
ワイヤーは完全に錆びていた。
この部屋だけ、何故か異様にカビが繁殖していた。
壁紙は完全に剥がれていた。
ただ、この部屋の風呂はジャグジー付だった。
結構広い。
仕切りガラスも割れていない。。
この部屋の床は完全に腐り落ちていた。
ムカデやゲジゲジが出てきそうで怖い・・・
しかし、このホテルはどこも風呂がキレイだ。
ミツルレポート3
何故か管理室のような部屋が5階にあった。
ある部屋にはドライヤーが据付けられていた。
変わった形のドライヤーだ。。
ホテルなどでよく見るスリッパが落ちていた。
現役時代をうかがい知れる。
ホームレスの生活跡が残っていた。
今は居ないようだ。
いつまで居たんだろう・・・
去年(2004年)のスポーツ報知が落ちていた。
「香田さん遺体発見・・・」
ということは去年の11月まで居住していたという
ことか・・・?
だが吸い殻はまだ新しい。
と言う事は、まだ居住している可能性もある。。
一体どこに・・・
営業当時の伝票などが捨てられていた。
このホテルを営業していた会社を調べてみたが
とうの昔に倒産してしまったようだ。。
当時の日付を見てみた。
1992年3月5日 と、ある。
およそ13年前か・・・
当時の俺は・・・小学校1年生だったっけ・・・
妙な書類が落ちていた。
日記なのかな・・・
映画の台割り表のようなものも落ちていた。
ミツルレポート4
1階に降りた。
焼け焦げたバーカウンターがあった。
当時はここでお酒を売っていたようだ。
地下1階に降りてみる。
営業していた頃は日本料理店だったであろう
部屋があった。
すでに畳は火事で灰になっていた。
相当散らかっている。
冷蔵庫やコーヒーメーカーなども残っていた。
真っ暗なキッチンは不気味だ。。
ステンレスが黒く光って雰囲気を煽り立てる。。
この店の隣は駐車スペースになっていた。
しかも1階で会った外人の映画撮影班の
休憩場所になっていた。
メッチャ俺を見てるし・・・
地下2階があったが、
映画撮影グループの撮影場所になっていたので、
とても立ち入る事が出来なかった。。
「お邪魔しましたー・・・。。」
ここは駐車場出入口。
建物の中はサウナのように熱かった。
「あー・・・外涼しい。。」
ホテルの灯は消えても静かな水辺に
これからもずっと居座っている事だろう。。
※取り壊されました
神奈川県心霊スポット