赤迫池での実体験

怖い話

投稿者:トラバスさん

私がまだ学生の頃(20年ほど前)、

釣りが趣味だった私は学校の授業が終わると無性に赤迫池で釣りがしたくなり
(釣れる予感がした)、一旦自宅に戻ってから原付バイクに乗って赤迫池に向かいました。
普段は友人と他の場所で釣りをすることはあっても、
赤迫池に、しかも一人で釣りに行くのはこれが初めてでした。
最初は、池に到着したすぐの場所で釣りをしていましたが、
まったく魚は釣れなかったため、さらに奥の釣り場に移動しようと歩きながら奥に進み始めました。
するとすぐに10mほどの小さな橋が見えたのですが、
その小さな橋を渡ろうとしたところ、急に胸が締め付けられるような感じを覚え、
なぜか『絶対にその小さな橋を渡ってはいけない!』と思いました。
一旦最初の場所に戻り、もう一度奥に向かおうと、
また小さな橋を渡ろうとしたのですが、やはり私の直感が
『この橋を渡ってはいけない』と感じ、とうとう橋に足掛けることができませんでした。
これは何かヤバイと思い、すぐに片付け原付に乗って赤迫池を離れたのですが、
原付を運転しながら私が釣りをしたであろう、
あの小さな橋の先を見たところ、目を疑いました。
男性か女性かも区別ができない4~5人の全身白装束の集団が、

あの小さな橋の方向に向かってフラフラと移動していました。
一目で普通じゃない感じがしました。
もし直感を無視して、あのまま橋を渡っていたらと思うと、
今でもゾッとする体験でした。

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