河童の手

心霊スポット

河童の手
長崎県南高来郡南串山町
温泉山一乗院(真言宗御室派)
あいにくの雨でしたが、数時間かけてようやく到着。
河童の手2
副住職さんは多忙な中、丁寧に案内して頂きました。
本堂一階のガラスケースに入った河童の手。
河童の手3
こちらが河童の手。
河童の手4
河童の手。親指は破損している。
副住職さんのお話では昔は一般公開されてなかったそうである。
河童の手5
さて、この河童の手の由来とは以下の通りである。
今を去る事200年前、
諏訪の池に住んでいた河童の大将が、人々に悪さを働いていた。
それを赤峰法印という僧が、御仏の力で河童の神通力と戦った。
三日三晩戦い、両者一歩も引かなかったのだが、赤峰法印は負けたと見せかけ、山に逃げた。
河童の大将はそれを追い、山の中へ。
しかし地獄谷での蒸気により河童の皿は乾いてしまい、河童の大将は倒れてしまった。
その時に赤峰法印がもぎ取り持ち帰ったのがこの河童の手と言われている。
(参考文献:長崎の昔ばなし第二集 話 河野伸枝)
さらに副住職さんのお話によると
昔の文献を調べてみたところ、このお寺の八代目の住職に
「赤峰」という地域の出身の方がおり、その住職の事を指すそうである。
現在もその赤峰の家には赤峰法印のお位牌があるという。
推定200年ほど前の住職と言われる。
河童の手6
河童の大将が住んでいたとされる諏訪の池。
河童の手7
赤峰法印と河童の大将の決闘の地、地獄谷

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