投稿者:サタン様さん
コレは、僕が小学校六年生の最後の修学旅行の時に友達が経験した話です。
目的地はある山の山頂にある館で、
二、三階建ての大きな建物でした。
夜中、僕は友達と一緒に肝試しをする予定でした。
その実行時間は午前零時。
「さあ、行こうか」
と、グループのリーダー的存在のMが言った時、
「悪い、俺、ちょっとトイレに行ってくる。」
と、グループの一人、Sが言いました。
しょうがない、と思いSがトイレから帰ってくるまで待ちました。
しかし、なかなか帰ってくる気配がありません。
皆心配してたのですが、しばらくするとSが帰ってきました。
しかし様子がおかしいのです。
なんと、Sは激しく泣いていたのです。
「どうした?」
とグループの一人のAが言いました。
すると
「俺・・・俺・・・幽霊を見た・・・」
とSは言ったのです。
その証言によると、Sはトイレから帰ってくる途中、
ふと窓の外に目をやると、
なんと白い服を着た女の人がいたらしいのです。
しかも、その女の人は木に上り、Sを見てたと言うのです。
そのこともあり、肝試しはやめました。
翌日、先生から聞いたのですがその館は昔、
戦争で死んだ人達の死体を置く場所だったそうです・・・