投稿者:紅のプー太郎さん
電車通勤している知人から、聞いた体験談です。
自宅と最寄駅までの間は、自転車で往復していて、
途中に歩行者と自転車専用の、幅が2mちょいの
踏切を渡るんですね。
それで、今年の梅雨明け間近な頃、
最寄駅に着いたら薄暗い時間帯で、
小雨模様の天気でした。
溜め息をつきながら自転車をこぎだして、
その踏切に近づくと、あいにく遮断機が鳴りだしました。
左右を見ながら「早く来ねぇかいな!!」と思いつつ、
ふと前を見ると白いワンピースの女性が立っていて、
「んっ?」と思ったそうです。
踏切の向こう側は、4~50mの見晴らしがいい直線道路で、
街灯も付いていて、左右両側は畑と空き地で、
いきなり現れた感じでした。
見落とした事にして、電車で視界を遮られる10~15秒して、
前を見たら女の人は居なくなっており、
走って戻ったにしては早すぎるし、隠れる場所もありません。
よく考えたら、踏切を照らすライトの反射等にしては、
ぼんやりと光ってる様に見えてたし、その時は
「変な事もあるもんやねぇ?」と思ってました。
後日、出勤の為、駅で電車を待ってると、
後ろ側にいた女子高生3人が「
あそこの歩行者様の踏切って、近くのアパートで自殺した、
女の人の幽霊が出るらしいよ」と話していて、
身震いと共に背中に冷水を浴びた様になったそうです。