机の時計

机の時計 怖い話
机の時計

机の時計

投稿者:はっさんさん


今回のお話は、自分のことなのですが、うまく話せる自信が
(いつもにも増して)ありません。

わかりにくかったらごめんなさい。
自分でも何が起きたかよくわからないので。
怖い話でもないかもしれません。

改築する前の我が家は結構広い平屋作りで、ワタシの部屋は、
後から増築した事もあって部屋は平屋ですので、
他の部屋と続くドアの他に、

下まである大きなサッシ窓を開ければすぐに外(庭)と言う状況でした。

ある夕方。

珍しく一人で部屋で勉強机で勉強していました。

これまたワタシにしては非常に珍しく、集中して勉強していました。

その時、庭のほうから草を踏みしめる足音が聞こえてきました。
「ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ...」

その時は「ああ、向かいに住んでる親戚のSちゃん(「親戚のおじさんシリーズ」参照)だな」

と思いました。

きっと外で遊ぼうと誘いに来たのでしょう。

そして、足音の主を見ようと顔を上げようとした瞬間。
「ぐらぁ!」
なんと表現したらいいのかわかりませんが、
眩暈のように頭の中が変な風にクラッとなったのを

はっきり覚えています。
そしてなぜか顔を上げた自分の目は、
勉強机に備え付けてある時計を凝視しています。

その時計の音。

「コッ コッ コッ コッ コッ 」

それがだんだんと大きくなってきます。

「コッ コッ コッ ゴッ ゴッ コ」

・・・・・ふいに時計の音が止まりました。

そして、私が見ている目の前で、時計が逆回りを始めたのです!

「なんだこりゃ!?」

声も出せずに時計を凝視するワタシ。

「・・・ん、・・・ちゃん、・うちゃん、こうちゃん!」
ワタシの名前を呼ぶ声にふと窓のほうを見ると、
件のSちゃんが一所懸命ワタシを呼んでいます。
Sちゃんに今起きた事を話そうと、時計を見ると、
まったく正常に動いています。
そして、Sちゃんに聞いたら、かれこれワタシのことを
10分くらい呼び続けていたそうです。

その間、ワタシ、どこにいたんでしょう?....

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