投稿者:隆@警備員さん
沢山あるウチの一つの話です。
警備業を10年以上もやっていると色々と体験します。
深夜、多分0時は過ぎていたと思いますが
某火葬場に到着し巡回点検を行う為まずは
外観から点検をはじめました。
正面は人を入れる火葬の扉が並んでおり後ろには
火葬した粉骨を保管している部屋があります。
外観のそれぞれの扉や窓の確認を行い次に内部点検に移行。
事務所に入り警備解除を行い巡回を開始すると
釜の一つからコツ・・コツ・・と音がします。
ん?と不思議に思い釜の後ろ側の扉を開けると・・・・。
モワァ~ンという感じで僕の顔かすめ天井へと
何色と表現が難しい光が登っていきました。
私的にリンが見えたんだと理由をつけて
巡回を継続していたらまた同じ釜の中から音が聞こえます。
ドンドンドン・・・
もう堪忍してくれ~~~という思いで扉を開けると
音がピタッとやみました。
中には何もありません。
粉骨が少しあるだけです。
もう恐怖心が一杯になり我慢の限界を感じて
逃げるように火葬場を後にしました。
場所が場所だけに覚悟はしていましたが、
実際体験すると心底から怖いものです。
次の日、火葬場のおじさんに聞いたら昨日は
例の釜を使ったらしいという事を聞きました。
まさかその人の霊が残っていたというのでしょうか?
過去の遠い話でした。。。