屋敷サカエ氏レポート
愛知県犬山市
愛知県に鬼退治で有名な桃太郎を祀った神社があるそうなので
さっそく訪れてみました。
~桃太郎神社の由来より~
神世の昔、天照大御神の親神様「伊邪那枝命」が黄泉の国で
悪魔に追れ難儀をされた時、比良坂と言ふ所で桃の威力によって
危難を免がれました。命は桃に大神実命と言ふ神名を賜りまして
これから後世の人々が苦しむ事があらば、お前行って助けてやってくれ
と仰せになりました。後に桃は桃太郎に生まれかわって来て
人々を悩す鬼が島の鬼を退治して、村を平和にされました。
村びとはその御神徳を称えてお祀りしたのが、当桃太郎神社です。
桃太郎神社大鳥居…中央にはサルがきび団子を持って座っています。
その傍らには鬼が睨みをきかせ、さらに奥にはキジとイヌがのぼりを持って
出迎えています。
暖かな日曜日なので観光客(参拝者?)が大勢いました。
鳥居をくぐり中に入ると、お婆さんが大きな桃を持って立っています。
手前に見える大きな岩は「洗濯岩」だそうで、昔々この岩で
毎日洗濯をしたお婆さんの足跡が遺っているので、前方の木曽川岸から
ここに移動させたものだそうです。
白く点線で囲まれた部分が足跡だと思われます。
お婆さんは、かなり足のサイズが大きかったようですが…
さらに進むと、桃の家紋が付いた鳥居の前に
桃太郎が桃から誕生した時の像が立っています。
右脇には‘長寿ももくぐり’ここをくぐると
百(もも)の年までまめな世に…なるそうです。
階段を登ると、桃太郎一行がお出迎え。
皆とっても凛々しい姿をしています。
さすが日本一!
社の前の桃形の鳥居…説明文があります。
桃形鳥居をくぐれば、悪は去る(サル)、病は居ぬ(イヌ)、
災いは来じ(キジ)だそうです。
横には…凶のおみくじを食べてくれるサル。
社の奥に鬼が土下座しています。涙をながす鬼。
目からは涙が絶えまなく落ちています。
鬼の目にも涙…ってことです。
社の中に置かれていたお神輿。
毎年5月5日に桃太郎祭が
盛大に行なわれるそうです。
屋敷サカエ氏レポート2
宝物館の広場に置かれているやさしい鬼です。
~その後の桃太郎~
お爺さんお婆さんに孝養をつくし二人が天寿を全うすると
これで私の役目も終わったという様に近くの山へ登った
桃太郎は、それっきり姿をかくしてしまいました。
不思議なことに、それから山の形が桃の様に見えるので
村人はその後、桃山と呼んで崇拝しています。
~ここより宝物館に展示されている物の写真~
鬼が島で発見された「鬼の珍宝」
犬が噛み切ったと伝ふ
「鬼の珍宝の化石」
長さ15センチメートル
鬼が島の岩
鬼が島は、鬼達が二度と住まないようにと
焼きはらわれたので、このような黒い色をしています。
鬼の子供のミイラの写真の写真…
火災により焼失したと言われています。
鬼の角と牛の角の比較の写真
桃太郎が生まれたと伝ふ伝説の桃
鬼が島で発見された鬼の頭蓋骨でしょうか?