泣く木跡
国道234号線に「泣く木跡」はありました。
なかなか見つけられず…少し暗くなってきてしまいました。
はしごがかかっているこの場所が…
とこのはしごを上がらないといけないんですね。
祠がありました。
お地蔵様のようで…よく見ると螺髪があり
おそらくは釈迦仏ではなかろうかと。
祠の向こうに立つ木こそ…
こちらが泣く木2世ですね。
屋敷サカエさんのレポートより大きくなっている気がします。
石碑には「泣く木跡」とありました。
屋敷サカエさんレポート
泣く木跡の動画はこちら
北海道夕張郡栗山町
案内看板より…
泣く木ニ世を記念して~泣く木の由来~
明治のはじめ ゆうばり群下は 自然の宝庫として脚光を浴び
開拓のための交通の要衝となった。
そこで 道路工事のために この地に飯場を建て
多くの囚人の労苦と犠牲によって 開拓されたのがはじまりである。
その後 鉄道を敷設するため邪魔になる樹齢三百年にもなる
ハルニレを工事関係者が切り倒そうとしたが 無気味な声で
キュー ヒィー と泣き 大怪我をしたり 病死をしたという。
それから誰云うともなく これは道路工事の犠牲になった
囚人や婦女の霊魂が乗り移って 泣くのだと伝承され
長い間 霊木として 祀られてきましたが しかし
昭和四十五年に心ない労務者によって 切り倒されてしまった。
今 ここに 泣く木 二世を移植し 栗山開拓の犠牲となった
多くの人々の冥福を祈るものである。
昭和五十九年十月十三日
夕張川沿いの国道234号線に「泣く木」は立っていました。
今はお地蔵様と石碑が残されています。
高い堤防を登り撮影しました。
石で囲まれた部分が「泣く木」が立っていたと思われる場所です。
お地蔵様です…が、向きは国道の方に…
交通安全を祈願して建てられたのでしょうか。
その横には「愛犬の墓」もあったりします。
石碑の横にはニ代目が元気に育っています。
お供えがある所から、地元の人からの信仰も厚いようです。
国道脇を流れる夕張川を写し、この場を後にしました。
「NeoNATS」