
神奈川県にある墓地の一角に
小さなお堂があります。

ここになんとも変わったお地蔵様があります。

その名も一つ目小僧地蔵

中にはお地蔵様が一体安置されています。

お地蔵様の左側には
「一つ目小僧地蔵」と
彫られています。

卒塔婆には
南無妙法蓮華経 南無一ツ目小僧地蔵菩薩御尊堂
とあります。
昭和のはじめ、お墓の整備の際にこの場所で
一つ目の頭蓋骨が発見されました。
肝心の頭蓋骨はその後どこに埋葬されたか
わからなくなりましたが、掘り出された場所に
この一つ目小僧地蔵が建立されました。
昔は生まれながらに一つ目で生まれた子どもを
寺に預けた、という話が伝わっています。
なので一つ目小僧はお寺の小僧と同じ格好をしています。
妖怪として伝わっている一つ目小僧ですが、
実在した可能性が高くなっています。
「有る寺の古物」


