紅のプー太郎氏レポート
熊本県和水町(旧三加和町)に「腹切坂」とゆうキツめな坂があり、
たしか町の文化財になってたと思います。
言い伝えとしては2つあり、1つめは平家の落ち武者が
壇之浦の戦いに敗れたあと、ここまで逃げ延びてきましたが、
物音に驚き「源氏の追手か?」と勘違いした手負いの大将が、
ここで自害して果てたそうです。
2つめは、関西方面から肥後藩の殿様宛に、
手紙を預かって走っていた飛脚が、あまりの急な坂道に、
通りかかった農民に「あとどれくらい坂道が続くのか?」を
聞いたそうです。
すると、何を勘違いしたのか農民は
「貴方が走ってきた道のりと、同じくらいはあるでしょうねぇ?」と
いい放ったそうで、ちょうど時を知らせる鐘の音が鳴り響いて、
約束の時間に間に合わないと悟った飛脚は、此所で自害して果てたそうです。
ちょうど下側の入り口から撮影しまして、
駐車スペースが軽自動車1台分くらいしかなく、
近くのお寺に置かせてもらって、歩いて此所にくるしかないです。
柱には「肥前街道」と書いてあり、後ろ側には昔の地図があります。
ここまでは、大きめな砂利と泥の道ですが、
先の方は路面を保護するためかコンクリートで鋪装してあり、
けっこうコケが生えてて滑りやすいです。
坂の真ん中辺りには座って休憩出来る様に、
丸い石が3個並んで置いてあります。
鳥の鳴き声と木々が擦れ会う音しか聞こえず、
プチ森林浴にはちょうどいいですよ
休憩場所の前後は、まぁ~こんな感じで、
暗くなって来てみると街灯もなく、かなり雰囲気はあると思います。
所々太めな丸太を置いてあり、車で入り込むバカが居るんでしょうねぇ?
もっとも下の方は、軽自動車が通るのが精一杯ですけどね。
この日は、モトクロス用バイクのダイヤ跡があり、
コケで滑って2回コケた跡がありました。
上の入口はこんな感じで、普通の狭い農業用道路で、
駐車は邪魔になるだけですので、ここには止めないで下さい。
距離はそうでもないんですが、かなり急坂なんで、
足腰が悪い方々と体格が良すぎる方々は、
無理をしないようにお願いします。
昼間だったから、特に居着いてる霊とかは感じませんでしたけど、
条件が変わる夜間には適度に湿気と昼間でも薄暗く、
ひょっとしたら通りがかりの霊と出会えるかも知れませんよ?