山伏塚
変わった名前のバス停が熊本市にある。
史跡、山伏塚
熊本城の築城の際、山伏の力を借りた（加持祈祷）
ところが、熊本城の完成後、城の秘密を漏らしては
困ると帰る山伏を追いかけ殺害した。
山伏塚はその山伏を葬った場所と言われるが、
江戸時代に入り、ここを処刑場としていたという記録がある。
登り切った場所には記念碑？がある。
ところどころ読めないがこうある。
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慶長年間加藤肥後守清正熊本城を築くに當り
龍蔵院大僧却法印を招して築城地域内の
地鎮祈祷を行わしめ其の行事終了し
法印其の城内より退去するい際し
他国に城内の要害知悉せられることを慮り
法印此の地まで来るとき尾行者の7人斬られて
此の地に葬られたりとす
碑に伝えらる斯る由緒ある墓地の荒廃を見るに忍びず
今回之か美化整調をする目的を以って
持志家に訴えて周囲に玉壇及び
城内に燈籠其の他の●寄進を仰ぎ
昭和12年11月15日●し完成せり
ここに大僧部法印の口碑伝説を記して
弔霊冥福を祈りし面設備竣工し記念
そして道路側にある石碑。
この石碑を見てゾッとしました。
なんと南無妙法蓮華経のヒゲ題目。
処刑場跡に罪人千人処刑の供養に
建てられるという慰霊碑です。
日蓮宗の寺院にもみられます
そしてこの木々に囲まれたこの古い石碑が
山伏塚と言われている。
かつて墓地となっていたそうなので、
もしかしたら当時の墓碑が混ざっているかもしれない。
梵字最初の阿字
密教では不生不滅の根源という意味がある。
山伏塚のそばにあった地蔵。
いわゆる首切り地蔵であろうか。
