生石のう様
おんじのうさまと読むようです。
生石のう様(伝説)
岡山藩主池田光政公が当地を巡見の際、
名主平井家の庭の石に目がとまり
御後園(現後楽園)の庭石にするため納めた。
するとこの石が毎夜「生石へいのう、生石へいのう」と泣くので、
藩主が「無礼な石だ」ということで手打ちにしたところ
不思議にもこの石から血が噴き出してきた。殿様も驚き
「この石は生きているぞ」といわれ、もとの家にもどされたという。
近くの人たちは、この石を「生石のう様」と称して今日でも
氏神祭礼の当日に祭りをしている。
特に、他郷にいる人が「帰りたい」と
願をかけるとよいといわれている。
木に囲まれた場所にそれがある。
こちらが生石のう様。
真ん中に丸い穴があいており、
水が溜まっています。
ここから血が噴き出したのでしょうか。
「泣塔(宝篋印塔)」と似ていますね