雷様の太鼓のばち

心霊スポット

屋敷サカエ氏レポート

静岡県大須賀町
~遠州の昔話より~
昔、遠州の海沿いの村は日照りが続いて、
村人達は弱り果てていた。
お寺の和尚さんは、一人裏山に登り祭壇を作り、
護摩を焚き一心に祈り始めた。
山に籠って六日後、和尚さんが倒れる直前、
にわかに黒雲がわいて、雷が響き渡り大雨が降ってきた。
和尚さんは、ほっとして立ち上がったそのとたん、
ピカピカッ、ズシーンと物凄い音がして近くの木に雷が落ちました。
木のそばにすりこぎのような石の棒が転がっていました。
「なんじゃこれは?さてはさっきの雷さま、太鼓のばちを落としていったか。
雷さまが雲の上じゃ返すわけにはいかんわい。」と、
和尚さんはそうつぶやいて
石の棒を大事に抱えて寺の宝にしたそうな。
雷様の太鼓のばち1
普門寺の正門です。
奈良時代文武天皇の時代(704年)華厳宗の僧行基が
行脚の途中にこの地に来て、千手千眼観世音像を本尊として
建立したとされる、歴史のあるお寺です。
現在のご住職は139代目…
雷様の太鼓のばち2
門の奥では、仁王像がお出迎えしてくれています。
雷様の太鼓のばち3
ご住職様にお願いして、寺宝を見せて頂きました。
これが「雷様の太鼓のばち」と言い伝えられている石の棒です。
※下が座布団なのは…準備不足でした(汗)
雷様の太鼓のばち4
長さは約90cm、中央の太い所が約13cm、重さが8~10kg位で
見た目よりかなり重いです。両端には丸い部分があります。
触った感触は冷たくつるつるしています。
雷様の太鼓のばち5
横から写してみました。
雷様の太鼓のばち6
両方の丸い部分には少しへこみがあります。

大切な寺宝を拝見させて頂き、撮影も許可していただき
ご住職様大変ありがとうございました。
「NeoNATS」
静岡県心霊スポット

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