投稿者:沖縄魂さん
この話は私が小学校6年生の時、
担任の女の先生から聴きました。
担任の先生(A子とします)が中学校3年生の高校受験前日に
大の仲良しのB子と2人で学校で勉強をしていました。
2人は、幼稚園の時からの幼馴染みで同じ高校を
受験することになっていました。
夕方になり、A子が「もうそろそろ家に帰ろう」と言って
2人は家に帰りました。
夜12時を過ぎた頃、A子は自宅の2階の部屋で最後の復習をしている時、
窓から「コツ、コツ」とノックする音が聞こえたそうです。
A子が窓にあるカーテンを開けるとそこには、
B子がとても悲しそうな顔をして立っています。
A子が「どうしたの?」と聞くとB子が
「明日の受験だめかもしれない。絶対に落ちる」
と何度も言っていたそうです。
A子が「あんなに勉強したから大丈夫よ。明日一緒にがんばろう」
と声をかける、B子はニッコリ笑って帰ったそうです。
高校受験当日、A子は、B子と受験会場に一緒に行くため、
B子の家に行きました。
玄関のベルを鳴らしB子の母親が出てきました。
すると、B子の母親が「昨日の夜11時半頃、自殺をした。」と
泣きながら言っていました。
とても驚いたA子は昨日の晩の事を思い出すと、
急にゾッと寒気がしました。
なぜなら、A子の部屋は2階で窓の外はベランダがなく、
そこに立てるようなものもなかったそうです。
B子は受験ノイローゼにかかっていたらしく、
自信をなくして自殺をしたみたいです。
それから、A子は霊の存在を信じるようになって、
霊を見るようになったそうです。
この話しをしてくれた担任の先生(A子)は
話が終わったと同時にボロボロと涙をながしていました。