投稿者:ヒガボンさん
これは、私が高校2年の夏休みに体験した話
私は、寮で暮らしていて、久々に実家に帰ってきたときでした。 その頃の私は、まじめでその日の予定表に沿って勉強していました。 ちょうどその日は「心霊スポットを見た!」
というような番組がありました。
しかし、その時間は勉強の時間だったので、
数学の勉強をしてたんです。
録画でその番組を見ようと思ってので、
その時は勉強に集中してました。
しかし、なかなかはかどりません。
正直、投げやりになって、録画早く見たいなー
という気分で集中できなくなりました。
また、夜中やればいいや思って、
適当に勉強を済ませて、飯食って、風呂入って。
そしたら、もう、日付が変わろうとしていました。 録画が見たい…でも、勉強…葛藤の末、
録画を見ることにしました。
内容はたいしたことはありませんでしたが、
見終わるとすでに夜中の2時になろうとしています。
さすがに勉強する気にはなれませんでした。 もう寝ようと思って、クーラーを微風にして、
ソファーで寝ようと思い、ウトウトした瞬間。
ラップ音が聞こえました。
ミシミシ、バリ、バン。
その音と共に私は金縛りに。 そして、テーブルに置いてあった数学の
問題集がぺらぺらぺら・・・。
その時、私は不思議と怖くありませんでした。
やがて静寂が訪れました。
落ち着いて考えるとその日は、私のおじいさんの命日でした。
おじいさんはよく言ってました。
「勉強する時はきちんとしろ。」
たぶん、おじいさんが説教をしに来たのだと今でもそう思います。