投稿者:こうじさん
今日も大分での体験談をお話します。
残念ながら、この建物はもう存在しません。
場所は、ご存知の方も多いでしょう、
某遊園地の正門の向かい側になります。
今は、きれいに整地された駐車場となり以前の面影はありませんが、
30代以上で大分在住の方なら知っている人はかなり多いと思います。
人が住まなくなってから、かなりの年月がたつと思われる洋館でした。
屋根の庇の下に、羊の頭をかたどった彫刻が、
玄関を見下ろす様に取り付けてありました。
私が、学生として大分に行くかなり前より、
怖いスポットとして有名で色々な噂がありました。
私の同級生が数人できもだめしに行った際、
洋館へ上る道で先客と思われる
グループの乗った車とすれ違ったそうです。
砂利道なので、あまりスピードは出さない所を
かなりの速度で下ってきた車のリヤウインドに、
女がしがみついていたと言っていました。
白っぽい服で、風で服がたなびいているのがわかったそうです。
私はというと、ここで霊を目撃した事はありません。
しかし、ここに行く時は必ず車の調子が悪くなりました。
福岡に戻り、犬鳴に行く時も同じ経験を幾度もしましたが。
1度、2人でその洋館を見た帰り怖い思いをしました。
昔の軽自動車は、今と違って室内がかなり狭いんです。
だから、人が他に乗っているとすぐに分かります、、、
私が座っている運転席の背もたれに、乗っているはずの無い
人の膝があたっているのを感じました。
この時ほど町までの距離を、長く感じた事はありませんでした。
町に下りて、にぎやかなファミレスで
気分をまぎらわせて帰った事を思い出します。