投稿者:詩亜さん
これは妹の友達が体験した話です。
授業中に加奈子(仮名)は後ろの人に
「トントン」と肩をたたかれたそうです。
「何?」加奈子は振り返ります。
ところが、後ろの席の人は何もしていないと言うのです。
加奈子は、後ろの人のいたずらだと思い授業に集中しました。
また「トントン」と肩をたたかれるではありませんか。
振り返って後ろの席の人に聞きましたが、やはり何もしていないと言うのです。
そう、これが1日だけなら我慢できたものの
1週間はつづいたのです。
しかし、後ろの人のいたずらとお思いになる人はいるでしょう。
加奈子も、半分はいたずらと疑っていたのです。
ですが、ある日また、加奈子の肩を「トントン」とたたくではありませんか。
加奈子は振り向きざまに驚いたことに気づきました。
後ろの人は、かぜで欠席していたのです。
このことを、加奈子は私の妹に話しました。
そしてそれを聞いた妹は、加奈子の後ろの方の席だったので
授業中ずっと加奈子を見張っていました。
そして、しばらくたつと・・・急に加奈子が震え出したではありませんか。
休み時間に、誰かが肩をたたいたと妹に訴えました。
ずっと見ていた限り加奈子の肩のたたいた人はいなかったのです。
マジで妹もやばいと思いましたが、どうすることもできません。
妹は私にも相談しました。(オカルト関係に詳しいからだそうです・・・)
ですが私も霊能者じゃありません。
「どうしたらいい」と聞かれてもかなり困りました。
霊は自分を成仏させてくれそうな人に頼ると聞いたことがあったので、
その霊に関わっていくとやばいと思いました。
「その肩をたたく人にはかかわらないようにして。
気にしない。」と加奈子に伝えてもらいました。
そのアドバイスはかなり自信薄でした。
逆に霊障を起こされたらとも思いました。
アドバイスが聞いたのか、それは数日でおさまったそうです。
加奈子に霊障も無く一安心です。