投稿者:maiさん
これは、私が中学生頃に体験した話です。
御飯を食べ終えて、二回にある自室へ行き
布団のうに大の字になって寛いでいたのです。
比較的ドアというより、引き戸が多い部屋だった我が家は
戸を開けておけば、各部屋と廊下と階段が丸見えになる家でした。
その日も、全ての戸が開いたままで、
下にいる私以外の家族が話している声が聞こえてきていました。
眠かったわけじゃなく、ただ転がってボーっとしている状態だったんです。
すると、そーっと階段を上ってくる足音が聞こえてきたのです。
ミシッキシッ・・・ ミシッキシッ・・・
誰か上がって来たにしては、人の気配がなかったのです。
私の部屋部屋は絨毯が敷いてあり、隣が畳の部屋だったんですが、
今度は、隣の部屋から、畳の上をあるく足音が聞こえたのです。
まさか!と思い、緊張が体中を走りました。
そうです、今度は私の部屋に入ってきたのです!!
寝転がっていましたから、横切れば足音は確実に伝わってきます。
案の定、畳を歩く音から、絨毯を歩く音に変わったのです。
目を開けたまま大の字になり、上を向き絶対横はむくまいと耐えました。
とうとう私のすぐ横を足音は、ゆっくり通り過ぎていきました。
何をするでもなく、通り過ぎた足音は、廊下へ出て行き
再び階段を降りていく足音が、聞こえたのです。
すぐに私は、家族の名前を呼びましが、誰も来ていないとの事でした。
あの時は、本当に怖かったです。
下手に動かないでよかったと思っています。