投稿者:contaさん
10年位前でしょうか。
僕には僕の知らない(今のところは)、
僕には見えない女性が行動を共にしていたようなんです。
知人、友人が目撃した幾つかの話のひとつなんですが
後輩Kが会社の寮の僕の部屋へ泊まりに来ました。
次の日は休みという事もあって遅 く まで呑んで狭い部屋で雑魚寝状態でした。
朝方目を覚ましたKは窓がわに頭をむけていた為
明るさで夜が明けたことを知ったそうです。
どのくらいねむったでしょう。
また目が覚めたKは部屋の中がさっきよりもっと明るい事に気が付きました。
太陽がかなりのぼったのだろうと思いよく見ると
頭の上の窓からの光が直接部屋に届いてるのに気づいたそうです。
「カーテンしめなかったっけ?」
そう思い窓を見ると女性が顔だけ出してのぞいていたそうです。
もちろんあとで僕も確かめましたが鍵はかかってました。
なおかつその窓はサッシ、 障子、カーテンの順に閉めてあり
それぞれの間は10センチもありません。
光が差していたという事は障子は開いていたということです。
そうです鍵のかかったサッシと障子の間にいたということです。
Kは2度と窓を見ることはできず部屋を見回し
直接光がさしていないことを確認して起 きて来ました。
後でKに聞くとその女性の顔は恨めしそうでもなんでもなく
「このひとだれだろう?」
というような表情でみつめていたそうです。