投稿者:ひろこちゃんさん
田舎のおばあちゃんのお話です。
おばあちゃんは昔猫を飼っていました。
名前は忘れてしまいましたが、
それはとてもとても可愛がってたそうです。
何年も一緒にいた猫はおばあちゃんにとっては家族同然でした。
ある日突然その猫が急にいなくなってしまったんです。
何処探しても、いくら呼んでも、餌の時間でも帰ってこない。 おかしいなと思ったのですが、外でまだ遊んでるのかなと思い、
とりあえず待つ事にしました。
やはり、次の日もその次の日も帰ってこない。
猫は主人に死際を見せないってよく言いますよね。
おばあちゃんは、もしかしたら・・・と思ってたそうです。
猫がいなくなって1週間後くらいの夜、おばあちゃんが寝ようと思い、
布団に入ってしばらく猫の事を考えてました。
「どうしてるのかな・・・」
すると、みつめてる先に白いかたまりがホワァーと現れました。
ずっとみつめてるとなんだか猫の形にも見える。
それが、寝室の窓からス~っと外へ出たそうです。
おばあちゃんは、それを追いかけてみる事にし、急いで玄関から外へ出ると、
普段使われてない倉庫にその白い塊がフッと入ったそうです。
おばあちゃんは倉庫のドアは開け中を見渡してみたら
そこで猫は横たわって死んでいました。
おばあちゃんはすごく悲しい思いで猫を抱き上げ、
次の日埋葬してあげたそうです。
猫はおばあちゃんがあまりにも心配してたので
自分の居場所を教えてあげたのでしょうか。
なんだか、その話を聞いた時
すごく悲しい気持ちになりました。