投稿者:ひろこちゃんさん
友人Rちゃんから昔に聞いたお話です。
Rちゃんは私より8歳年上。
Rちゃんは大学生時代に演劇のサークルに入ってたそうです。
ある日先輩が 「小さな劇場だけど、借りて公演するよ。」といいました。
部員達はおおはりきりで、練習に励んだそうです。
リハーサルと照明合わせなどをしに、数日練習した後、
そこの劇場に行ったそうです。
着替えて、少し体をほぐしてから
「じゃぁー舞台の上で練習するかぁー。」
と先輩が言ったのはいいのですが、
舞台に上がると何人かの部員が具合を悪いと訴えたり、
何か気持ち悪いと言い出したそうです。
少し様子を見たのですが、大丈夫そうだという事で
少しだけ舞台の上でそれぞれ練習し、
その後本番通りにやる事になりました。
「緞帳(幕)下げてくださーーい。」
緞帳(どんちょう)がさがり、客席と舞台がさえぎられ開園のブザーが鳴る。
ブーーーーー。
緞帳が少しづつあがっていきました。
「!!!!!!!!!!!!」
舞台の上で待機してた部員さんの顔が真っ青なのでどうしたの!?
とみんな舞台にあがって仰天しました。
客席いっぱいに兵隊さんが突っ立てたそうです。
その後開演を中止にしたそうです。
一体そこは昔どんな場所だったのでしょうか。
彼らは戦時中に辛い思いをし楽しい事を見たくて、
劇を見に来たのではないのでしょうか・・・