夜道で出会った不思議な男

夜道で出会った不思議な男 怖い話
夜道で出会った不思議な男

夜道で出会った不思議な男

投稿者:あっきーさん


これは、うちの兄貴の友人が、実際体験したらしいのですが、
友人(仮:いっちゃん)は、その日、
いつもより、バイトが長引いてしまい、
自宅に帰るのが遅くなったそうです。
そして、夜道を走っている途中、

なにか黒い物が、電柱の下にあったそうです。

そして、どんどん近づいていくと、それは 人間だったそうです。

そして、いっちゃんの方に手を振っていたらしいのです。

いっちゃん『(あれ?ミツル(友人。家が隣同士で、バイトも同じらしい)か?)』

いっちゃんはそう思ったそうです。そして、その人のすぐ近くに来た時、その人は、

ボウッと姿を消したそうです。

いっちゃん『(あれ?見間違いかな?疲れてんのかな?)』そして、いっちゃんは、

家に帰ったそうです。

そして、いっちゃんは、タク(兄貴)をケータイで呼んだそうです。

最初の方は、雑音がたくさん混じっていて、よく声が聞こえなかったそうですが、
ちゃんとタクの声はしたそうです。
そして、タクは、いっちゃんの家に遊びに行ったそうです。
時間は、もう10時くらいだったそうです。

タクが出て行ったのは、10時を少し回ってからだったのですが、

出て行く現場は私も目撃していました。

いっちゃん『タク。おせーよ。何やってたの?家ちけーじゃん。』
タク『いや、早くは出たんだけど、途中で知らない男に、
なんか道だずねられてさ、ちょっと、 教えてたら、
時間かかっちゃったんだよ。ごめんな。』
いっちゃん『それで?どこまで行く気の人だったの?
そんな遠いトコ?駅とか(笑)』
タク『いや、おまえん家がどこにあるか聞かれたから、
道順教えてたんだけど、わかんねぇって 言うから、いっしょにつれてきたんだ。
だけど途中でいなくなっちゃって・・・。』

いっちゃんは、顔が真っ青だったそうです。
もともと、そういう話が好きではないいっちゃんは、
必要以上に恐がってしまったようなのです。
そして、その後、ゲームをやっていたらしいのですが、
とつぜんブラインドが上がったり、
壁にかけてあった、コートが床に落ちたり、
ベッドがギシギシと音をたててなったりと、

怪奇現象といってもいいものが続いたそうです。

時間も12時をまわったころだそうです。

タクは、明日、学校があったらしいので、もう帰ることにしたそうです。

そして、ここからいっちゃんの恐怖体験が始まったのでした。 その日は偶然にも、いっちゃんの両親が出かけていたので、
家にはいっちゃんただ一人でした。
いっちゃんは、不吉な空気を感じながら、
部屋でゲームをしていたそうです。

(この辺から、兄貴から聞いた話。実際いっちゃんが話したらしい)
それで、いっちゃんは、ケータイがなっているのに気付いたらしいです。
電話をしたのは、タク。

タク『おい。今さっき家帰ったんだけどさ、途中で、さっきおまえの家訪ねた人が、
電柱のしたたってて、『家わかりましたか?』って聞いたら、
『はい』っていって、おまえんち行くっていってたぞ。
そろそろ着くころだとおもうよ。』

いっちゃん『電柱んところ?俺んちになんのようなんだろ?』
いっちゃんの声は震えていたそうです。
そして、しばらくした時、また電話がかかってきたそうです。

いっちゃん『はい?タク?』

『今から、あなたの部屋にいきます。』

全く見に覚えのない声が、不気味な言葉を言い残して、切れたそうです。

いっちゃんは恐ろしくなって、ベッドにもぐりこんだそうです。

そしていっちゃんは、布団の隙間から、なにげなく窓のほうをみたそうです。
すると、ブラインドの隙間から、二つのブキミな目が
部屋をぐるぐる見渡していたそうです。

いっちゃんは恐くなって、必死に、こころの中で、

『お願いだ!!帰ってくれ!!帰ってくれ!』と何度も叫んだそうです。
いっちゃんの部屋は2階にあり、ベランダも何もないので、
窓の外に人がいるわけがないのです。
そして、物音が消えたので、いっちゃんは帰ったのかな?
と思って、恐る恐る外に出たそうです。

いっちゃん『・・・・・・』

そこには、何気ない、いつもの部屋の風景が広がっていたそうです。

すると、また誰から電話がかかってきたそうです。
いっちゃんは驚いて、最初はとらずにいたのですが、
あまりにもしつこいので、勇気を出して、

電話をとることにしたそうです。

いっちゃん『はい・・・・』

『いまあなたの近くにいます』 そういって、またプツンと電話が切れたそうです。
そして、いっちゃんは何気なく、

自分の腕を見たそうです。

すると、あお白い、手だけが、いっちゃんの手首を握り締めていたそうです。

いっちゃんは、『これは、ウソなんだ・・目の錯覚だ。』

と、自分に言い聞かせ、そのまま眠ったらしいのです。

そして、アサがきたらしいのですが、自分の手首を見たら、

ちゃんと指の跡が出来ていて、誰かが 一晩中、

手首を握っていたような光景がいっちゃんの目に飛び込んできました。
いっちゃんは、それから、その霊にあってはいないらしいのですが、
地元の人の話によると、ちょうどいっちゃんくらいの歳のひとが、
昔電柱で友人を待っている時、バイクに衝突して、

なくなったという話を聞いたそうです。

そして、その友人は、奇遇にもバイトに行っていて、自転車で、
その死んだ男を迎えに行っていたそうです。

きっとその男はいっちゃんを、友人と間違えたのだと思います。

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