投稿者:てるてるさん
ある夏の日(四年前)、犬鳴峠に行こう、という話になりました。
5人で2台の車に分乗して行きました。
一台目、友人T運転、二台目友人Mさん運転。
旧道の道に入ると突然カーオーディオが停止しました。
(曲は玉置浩二の田園でした。今でもこの曲を聞くと思い出します。) 車で旧道トンネルを通過し、若宮側で休憩していました。
(当時はまだ塞がれていませんでした) その時、後続の車(Mさん)に乗っていた友人Yと
カーオーディオが停止した話をしました。
すると、なんと後続の友人Mさんの車も同じ場所で
カーオーディオが停止していたそうなのです。
石碑のある所で、全員で雑談をしていた時、
(石碑の場所には当時、毘沙門天像が置いてあり
すごい不気味でした)
友人Mさんと旧道のトンネルの方へ行こう、という話になりました。
二人でトンネルに近づきました。
トンネルの中からは天井からしたたる水の音が聞こえます。
ピチョン・・・ピチョン・・・。
一緒にトンネルの中を覗いていたところ・・・
なにやら足跡のようなものが聞こえた気がします。
「うわぁおおおおおおお!!」
と男の人の大きな声がトンネルの中から聞こえ、
二人で逃げました。
その時は地元の人にでも怒られたのかと思い逃げましたが、
すぐに振り返ると誰もいませんでした。
この声は友人Mさんも聞いたようでしたが、
私が聞いたのとは違うニュアンスの事を言っていたようです。
「おおおおぉぉぉぉらぁぁぁぁあぁ!!!!」
この後、犬鳴峠から逃げるように帰りました。