投稿者:じゃんたいらさん
僕はスキーが大好きだ。
中学のスキー研修も一番上級の班で参加させてもらったほど。
毎年冬が楽しみである。
しかし、小学校の2年生から主にボーイスカウトのスキー研修で、
毎年スキーに行っていた。
これは高校1年の話である。
ありがちな話ではあるが。
その年もボーイスカウトのスキー研修に1月4日~6日の3日間参加した。
そしてスキーを満喫して家に戻ったとき、母が言った。
「Kちゃんのとこのおじいちゃん、亡くなったわよ。」
「え?!なんだって?いつ?」
「4日の朝だって」
そして母と共にKちゃんの家に。
Kちゃんのおばさんといろいろ話をしていた。
亡くなった時の様子の話になった。
「朝の4時過ぎだった・・・」
これを聞いて、びっくりした。
実は4日の朝は6時ごろ起床の予定であった。
しかし4時7分頃に、なぜか目が覚めてしまったのだ。
おじいちゃんが亡くなった同じ時間に目が覚めていたのだ・・・
その話をすると「挨拶に行ったんだわ、きっと。(僕を)かわいがっていたから。」
僕は小学生の頃いつもKちゃんたちと遊んでいて、
Kちゃんの家にもよく行った。
おじいちゃんは僕の事を「はきはきした素直な子」と
かわいがってくれていた。
しかし一足先に中学生になったKちゃんとは、
ほとんど遊べなくなってしまった。
同じ中学生になっても、話す事はあっても、遊ぶ事は無かった。
したがってKちゃんの家にも行かなくなったのだ。
何年も行かなかったのに、僕のところに挨拶に来てくれた。
Kちゃんらそこの子供達からはそういう話は聞かない。
なのに僕のところには来てくれた。
何年も僕が来なかったので、寂しい思いをしていたかもしれない・・・
そういう事を考えると、凄く嬉しかった。
ありがとう、おじいちゃん。
おじいちゃんのご冥福をお祈りします。