投稿者:裕之様の野望さん
つい最近、家にあったカセットテープを整理していたときのことです。
ふと、一つのカセットテープに目が止まりました。
何気なく聞いてみると、かなり昔の歌謡曲が録音されていたようでした。
ずいぶんと懐かしいテープを見つけたものだと思い、しばらく聞いていると、
某有名ロックグループの歌が始まりました。
このグループは結構気に入っていたので夢中になって聴いていると、
テープの曲が流れている途中、なぜか違和感が生じました。
おかしいと思いもう一回聞いていると、違和感の正体が分かりました。
テープの曲が流れている途中、かすかに女性の声と思える
「ウフフ…」
という笑い声が聞こえてきたのです。
私は気味が悪くなって父親にこの事を話してみました。
すると、
「そのカセットテープは俺が学生時代の頃録音していたんだ。
録音している時はなにも気づかなかったんだけれど、
テープを聞いてみると確かに女の声が聞こえたのでその時はびっくりしたよ。」
と話してくれました。
テープを何年も供養していないけれど、
何も変わったことは起きていないので大丈夫だろうと思って
ずっとそのままにしていたそうです。
ラジオで流れていた歌謡曲を録音していたそうですが、
録音している時は確かにラジオには何も変な音は聞こえなかったそうです。
きっと親父たちの周りにいた女性の亡霊が親父たちと
一緒になって歌を聞くのを楽しんでいたのかもしれませんね。