視線・・・

視線・・・ 怖い話
視線・・・

視線・・・

投稿者:屋敷サカエさん

昔、会社で経験した出来事です。

いつもの様に、残業をして「さて帰るか!」と帰宅準備。
時間は、午前1時を少し回った頃。
本日は皆、早く帰って部屋には僕一人…

社内に誰も居ないのを確認して玄関の施錠。

この時点で首筋辺りに、視線らしき気配がチクチク…

気配をたどり屋上を見上げた僕は、また見てしまいました。

屋上から身を乗り出してジッとしている、人型の黒い影…

頭から、肩の下(胸)辺りまで出ているが、

縁に手を置いている様子が無い!人間ならバランス取り辛いはず。

でも奴は、微動だにしない!

顔は無いが、確かに僕を屋上から覗き込んでいる。

「……目が無いのに、視線を送るとはたいした奴!!」

なぜか対抗意識が生まれた僕は、睨めっこに突入!

時間にして2分!瞬きした瞬間、奴は消えてしまいました。

「よし勝った!!」変な満足感に浸りそのまま帰宅。

翌日、その話を会社でしていたら、同僚の女の子が、

「私も先週、屋上歩いている影を見ました!」

恐くて誰にも言えなっかったそうです。

きっと奴は、以前から居たんでしょう。気が付かなくて悪い事をした…

それからは、屋上を必ず見て帰るように心掛けています。
時折、頭の上の部分が出ているのを目撃しました…

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