真夜中の訪問者

怖い話

真夜中の訪問者

投稿者:北斗の拳さん

5年前の9月の体験談です。
当時熊本市の新築のワンルームマンションで一人暮らしをしていて、
隣近所は学生さんが多く賑やかなところでした。
夜11時ごろ眠って、夜中なんか息苦しくて目が覚めました。
起きた時間が2時10分くらいで、「なんか気持ち悪い雰囲気」と
思ってタオルケットを頭まで被り、また横になった時、
部屋の前の廊下(コンクリート造り)の入り口の方から、
革靴らしき足音が聞こえてきました。
「また学生さんが飲んで帰って来たな」と思っていたら、
その足音は自分の部屋のほうに段々と近づいてきました。
「前の部屋の大学生かな」と思い聞いていると、
やっぱり部屋の前で足音がピタッと止まりました。

「やっぱりそうだ、寝よ」と思い、安心したその瞬間!!!
金縛りに遭い、しかも足音が部屋の中に入って来た。
なななななななっ何!
と訳が解らず起きようとしたら、入って来た何者かが
自分の上に跨るように乗ってきて首まで締め始め、
完全にパニック状態に陥りました。
「誰か!!」
と叫ぼうとしても声も出なくて、
「いったい誰!?」と怖々目を開けると、
黒いスーツを着ているような胸から上がまったく見えない男が馬乗りになって、

自分の首をしめているじゃないですか!!!
これはヤバイ!!とまた目をつぶり、もがいていたら
「馬鹿が!」と聞こえました。
当時気性が荒かった自分は次第にムシャクシャしはじめ、
「いいかげんにしろー!」と渾身の力で起き上がりました。
目を開けると部屋の中は真っ暗で静まり帰っていて、
誰も居なくただ呆然としていました。
今考えるとドアも開けずに入れるのは…….やはり幽霊!?
それまで金縛りにも遭わなかった自分はその後、
金縛り、荒神さんの祟り、死んだ飼い犬が枕もとに出るなど
様々な霊体験に遭うようになりました。

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