投稿者:ときはさん
時はさして不思議にも思っていなかったのですが、
今考えてみると不思議な体験でした。
いつ頃からだったかはもう覚えていませんが
覚えている限りでは小学4年ごろにはすでにそれは始まっていました。
小学生のかばんといえば定番のランドセル。
私も例にもれず赤いランドセルを背負って毎日学校へ通っていました。
登校の時は何も起こらないのですが、
問題は下校の時、ランドセルを背負って家への道を歩いていると
突然後ろからランドセルを下に引かれるのです。
もちろん振り返っても誰もいません。
頻発する時期もあればまったく起こらない時期もあり、
忘れた頃にやってくるという状態でした。
私は中学高校ともかばんを背負って学校に登校していました。
そしてそのかばんを引かれる現象が起こるのは
必ず何かを背負っている時で
斜め掛けにすると絶対起こらないのです。
その現象が最後に起こったのは高校1年の秋口、
かばんを背負い学校から寮へと帰っていると
久々にかばんが引かれました。
それまでは真後ろから真下へ引かれることしかなく、
それも自動車などのいない空間で
限って起こっていたのです。
しかしその時は違いました。
右斜め後ろからかなりの力で車道側に引かれたのです。
私はその衝撃に車道側によろめきました。
そのとき一台のスクールバスが折悪しく車道を通りました。
幸い怪我なの何もなかったのですが、はっきりとした殺意がこもっていたような気がします