投稿者:タケチャンさん
これは、私の従兄弟のTちゃんの体験です。
Tちゃんが車の免許を取ったときは、
まだシートベルトの装着義務はなくつけないままガンガン走れたそうです。
まだまだ免許取立てのTちゃんは、自分の車を持っておらず
友達の車を借りて、ドライブへ。
その時、ふとしたことでハンドル操作をあやまり
急ブレーキ!
と、本人はそう操作したつもりなのですが、
初心者にありがちなミスを犯し、
アクセルとブレーキペダルを間違え、車は暴走!
土手の上から、ひっくりかえるかたちで車は落ちたそうです。
現場を目撃した人の話では、車の状態から
まず乗っていた人は助からないな。と思ったそうです。
ところが、Tちゃんは生きていました。
土手は2段になっていたのですが、なぜかその1段目に
投げ出される形で倒れていたそうです。
もし、車といっしょに落ちていたら、即死だったでしょう。
しかしTちゃんは、骨折はしていたものの、命には別状なく病院へ。
現場検証をした警察は、不思議そうに首をひねっていたそうです。
なぜなら普通、運転者はハンドルが邪魔になり
いくらフロントガラスが割れていたとしても
前方に飛び出すことは、まずないそうです。
ところが、Tちゃんは何の障害もなく飛び出した。
まるで、何かに引っ張られたように・・・
あとで、Tちゃんから話を聞くと驚くべき答えが返ってきました。
「あれは、じいちゃんだった。じいちゃんに助けられたよ。」
われわれの祖父は、その事故の前年に病気で亡くなっていました。
その祖父に助けられたとTちゃんはいうのです。
「フロントガラスが割れた瞬間、光が見えて、
その光の中に人がいて、引っ張ってくれた。
あれは、あの手は、じいちゃんに間違いない。」
まだ、こっちに来るのは早いと思って助けてくれたんでしょうね。