もしもし?

もしもし? 怖い話
もしもし?

もしもし?

投稿者:エクセルフィッシュさん


私は茨城県・霞ヶ浦近辺に住んでいる釣り好きな高校生です。
これは2001年8月2日の夜の恐怖体験談です。
この夏、私は就職活動の真っ只中です。
そして今日、8月2日は二社見学するうちの初めの一社目です。
集合時間は13時30分。バイクで行きました。
私『おおぅ、凄い(・・;)』
案内員『あ、ここに指とか巻きこまれたら
あっという間に製品が真っ赤に染まりますから』
私『(ーー;)』
そんなこんなで企業見学は終り、感想は『下手な遊園地より面白い』でした(^^;)
時刻は15時30分。
この企業の近くに二社目に見学する企業があると聞いていたので
ちょっと下見に行く事にしました。
『…ん?』
『あれ…?』
『ああぁ・・・ああ!?』
『どこ?(TT)』
そんなこんなでなんとか17時頃には企業発見いたしました。
自宅の車庫にバイクをとめているときハッとある事を思いだしました。
それは『企業見学が終ったら担任に連絡する。』と言う事です。
時刻ははもう18時…。必至で言い訳を考えました。
『報告を忘れていたのではなく、二社目の企業の下見の際に
道に迷ってしまってこんな時間になってしまって、
携帯電話も家においてきてしまっていた。』
事にしました。(何)
もちろん携帯電話は持って出かけていましたが。
そんなこんなで早速担任の携帯電話に私の携帯電話でかけました。
『トゥルルルル、トゥルルルル、トゥル…ル』
『あ、ヤバイな。また電波の入りが悪いや…』
私の家は場所によって圏外になったりアンテナ3本立ったりする場所がありました。
いったんきり、電波の入りがいい所を探しました。
そこは表の物干し大の後ろでした。
すぐ終ると思っていた私は廊下の電気をつけずに電話をかけはじめました。
『ピッ、ポッ、ピッ(リダイアル)』
携帯『・・・・・・』
私『・・・・・・』
携帯『・・・・・・』
私『・・・(あれ?ダイヤル音がしない。あ、繋がってるの???)』
私『もしもし?』
携帯『・・・・』
私『もしもし?もしもし?』
携帯『・・・・・・・・もしもし。ップ、プッー、プッー』
私『(あれ?今の先生の声?)あ、切れちゃった…。
電波悪いのかな?
でもこれって繋がったから料金取られちゃうんだよな~』
私はすっぱいぶどうをしながらいくら料金が掛かったのか確かめました。
『!!!な、何で!?なんで料金が¥**なの!?』
…このとき通話料は取られていませんでした。
私の携帯電話の料金表示は
(¥0=相手からの電話、¥△△=私から電話してかかった料金、
¥**=コールのみで相手に繋がらなかったこっちからの電話)
となっております。
私が硬直しながら携帯電話の料金を眺めていると物干し台のほうで
『ボォオォォン、ガシャ』
と風の強いときに物干し竿がゆれる音がしました。
しかし風など吹いていません。
『がさ…がさ…』と何かが動く音がしました。

私は怖くなり家族がいるリビングへ戻りました…。
一体私は携帯電話で誰と話してしまったのでしょうか?
ちなみに私はまだ担任の先生と連絡がとれていません…と書く予定でしたが
<携帯『・・・・・・・・もしもし。ップ、プッー、プッー』>
と書いているときに携帯電話がなり、やっと担任の先生と連絡が取れました。
先生も忙しいらしく、
『じゃあ、次の企業も頑張ってこい』とだけ言われおこられずにすみました。


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