金山ダム

怖い話

金山ダム

投稿者:かますさん


国道16号線を姉ヶ崎の交差点を左折し
ひたすら鴨川方面にいくと鴨川道路の料金所をすぎ少しくだると

「金山ダム」の看板があります。

道路をそれてダム方向に行くと狭いトンネルがあります。
このトンネルの向こうが金山ダムなのですが
トンネルが狭いのとトンネルの向こうに駐車スペースが無いので

トンネルの手前に車を止めてトンネルを歩いてバス釣りによく行きます。
手彫りで水が滴り落ちる気味の悪いトンネルなんですが
ある日仲間と釣りに行った時、私だけが車に戻るのが遅れて
トップリ日の暮れたトンネルに一人入りました。
入ると真夏だと言うのにすごく寒く鳥肌が立ってきました。
それに空気がとても重いのです。

丁度エレベータで急上昇した時のような感じです。

トンネルの中ほどに来た時、私の首筋をさらさらと何かが触りました。

最初雑草か何かが触ったのかと振り着ましたが何もありません。
気をとりなおして歩き出すと今度は同じ首筋に熱い生臭い息が
「ふーーーっ」かけられました。

もちろん周りはだれもいません。

私は一目散でみんなの待つ車に走り帰りました。

あれから金山ダムには行ってません。


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