投稿者:直さん
私の友達のSちゃんの家には、何かが憑いているという
「のろちゃん」という人形があります。
Sちゃんは先輩から無理矢理のろちゃんを渡されて
とても困っていました。
ある日、友達のRちゃんが、Sちゃんの家に遊びに行ったとき、
「のろちゃんの噂なんてうそだよ」といって
人形を乱暴にあつかっていました。
Rちゃんは家に帰ると何かの声がしたり、誰もいるはずのない階段を、
上ったり下りたりする音が聞こえたりして大変だったそうです。
私は、この話を聞いて、冗談だと思い、Sちゃんの家に行きました。
そのときちょうど、人形が出されているときでした。
私は寒気がして、後ろを向くと、いすにかけてあるシャツのそでから、
人形の手らしきものがでていました。
私はびっくりして声も出ませんでした。
このことをSちゃんにいったら、「早く帰った方がいいかも」といったので帰ろうとしました。
そのときも寒気がして熱っぽく、頭痛がしていました。
帰って寝ると、人形が夢の中で手招きをしました。
あの時行かなくてよかった。