投稿者:白さん
1年前、学校祭がある前日に、私はミュージカルの練習で
学校へ向かいました。
学校にはミュージカル関係の人達しか居なくって、
しかも薄暗い学校は微妙に恐くて、びびってました。
まぁ、兎に角入るかー。
って思い、扉を開いて学校のロビーに入った瞬間…。
「ポーン」
聞えたのはピアノの音でした。
でも、私が居るのはロビー。しかも一番下の階。
ピアノが在るのは家庭科室と音楽室。
合唱コンクール前だったら総てのクラスにありますが、
そんな時期ではありません。
因みに家庭科室はかなり離れた別館。
音楽室は三階の一番端に在ります。
どうやったって、私の耳にピアノの音が届くはずは無いのに…。
そして、極めつけにはミュージカル関係の人達は、
遠く離れたピロティーと体育館にしか居なかった事。
ピロティ―にはピアノは無いし、体育館には在るけど、遠すぎます。
絶対聞こえないほどに。
……一体誰が、ピアノの音を私の元まで届けたんでしょうかね?