投稿者:有希さん
私の友達、Dから聞いたお話です。
Dは、海に行っていました。
昼、たくさん遊び、テントに入って寝たそうです。
どれだけ寝たでしょうか・・・・。
トイレに行きたくなって、目が覚めたそうです。
「トイレは遠いから、浜辺でしてこよう」
そうして、Dは、浜辺に向かったそうです。
浜辺で、トイレをして、終わったら、なんとなく、
浜辺を見渡したくなったそうです。
そうして、ぐるーー!と、見回したその時に、左側の方向で、
50mほど先の所に5歳ほどの、少女がたっていました。
「こんな夜中に。何をしているんだろう。」
そう思い、テントに戻ろうとした時・・・・・・・・
「まって、お姉ちゃん。まって、お姉ちゃん・・・・・・」
と、聞こえたそうです。
遠くにいるのに、まるで私の耳にたって、
ささやいている感じだったそうです。
おそるおそる、その少女がたっているところを見たそうです。
少女は、20m先のところにたっていたのでした。
「まってお姉ちゃん・・・・・・」
そうして少女は、ニヤと笑うと、すごいスピードで、
追いかけてきました。
Dは、必死で逃げました。
「まてぇぇぇぇ」
そうして、腕をつかまれたそうです。
少女は、また、にんまりすると、
「つーかまえた」といってきえました。
Dの、腕には、子供の手跡がついているそうです。