男の子

怖い話

男の子

投稿者:天子の卵さん

これは、今年の2月の出来事です。

朝雪が降っていたため、いつもより早めに家を出ました。
そのため、いつもとすれ違う車なども違う日でした。
(当たり前のことですね)
私は、いつもの道を車を走らせていました。
前にいたのは紺色の軽自動車。
そして、少し行くと、前の車から、3歳くらいの男の子が
私のほうをむいて首を傾けながらニコニコと笑っていました。
私も、「朝早いけど、どこかに行くのかな?」と思いながら
その子に、ニコニコと笑い返していたのですが・・・

よく見ると、その子の頭が透けて、運転席のシートが見えました。

ウッッ・・・そこではじめて気づいたのです!
私はあの世の子供に向かって笑っていたのだと。
一度目を離して、もう一度見たのですが、
その子は同じ格好でまだ、ニコニコとしていました。
そのときから、そこから目を離したいけど、
目だけが金縛りにあったように目が離せなくなったのです。
そして、そのまましばらく行って、急カーブのところで、
ふっと何かが切れたように目をそらすことができました。

そして、もう一度、前を見るとそこには男の子の姿はありませんでした。
運転していたおばさんも、何もない様子で、
運転していたし、あとから考えたら、
今は小さい子はチャイルドシートに乗せなければならないので、
小さい子供が、こっちを向いて笑えるはずもないし、
ましてや、3歳くらいの子が、
同じ格好でいつまでも笑ってるはずもないですよね。

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