投稿者:ベロりんマンさん
僕のおじいさんとおばあさんに聞いた話しです。
おじいさんは昔、東京都のはずれに位置する
奥多摩というところに住んでいました。
ある日同じ集落の人が「コンコン、コンコン」というような
声を出してキツネのマネをしはじめたそうです。
村のみんなが「これは、キツネに憑かれたな」ということで
犬神様を奉ってある神社に連れて行ったら、
もとにもっどたらしいのです。
奥多摩は東京都ですが、田舎のうえにおじいさんの集落は山奥ですし、
科学が発達していない時代のことですから、このようなことがあったそうです。
そしておばあさんの話しですが、太平洋戦争のおばあさんがまだ若かった頃、
近所に軍隊の憲兵の親戚だということで
それを笠に威張り散らす人がいたそうです。
終戦後その人は亡くなったそうですが、ある時おばあさんは
友人と二人で家族や知人の墓参りに出かけたそうです。
その墓地にその人の墓もあり、墓の前を通った時に友人と
「この人には散々苛められたね、ほんと、憎たらしいね」
と話しをしていたそうです、すると突然風も無いのに塔婆が倒て、
二人は一目散に逃げ帰ったらしいです。
あまり怖くないかもしれませんが、こんな話しを聞きました。