投稿者:赤瀬川瞬さん
僕が一度だけ体験した話を掲載させていただきます。
高校2年の頃、僕は夜遊びにはまっていました。
夜になると、友達のうちに遊びに行っていました。
そんなある日、友達のうちから帰るとき(午前2時過ぎ)
いつものように近道で帰ろうと、通りなれた
お墓の抜け道を利用することにしました。
そのお墓は、入り口部分は街灯があり明るいのですが、
奥に行くにつれて全く光がなくなります。
抜け道は全長400mくらいの道です。
いつも通るので、怖さも全くありませんでした。
半分ほど来て、ふと前を見ると誰かが歩いてくるのです。
こんな時間に誰だろうと思いましたが、
自分もこんな時間に通っているので気にしませんでした。
横をすれ違った瞬間に、それは大人ではなく
7、8歳の男の子だと言うことが分かりました。
それも気にせず家に帰ったのですが、よくよく考えてみると
こんな時間に、しかも電灯もないお墓に子供が一人でいるのはおかしいと思いました。
今となっては、あれが幽霊なのか人間であったのかわかりません。