投稿者:GO!GO!暇人さん
またまた私の弟が体験したお話です。
ある日、弟は友達と4人で地元でも有名な廃病院へ遊びに行きました。
もうすっかり暗くて、病院には何台か
肝だめしに来たらしい車が止まっています。
病院の駐車場の横は急ながけになっていて、
落ちたら確実にケガをするくらいの高さでした。
そこに車を止め、いざ、病院内へ!!
病院の中は荒れ果てていて、注射器やら
薬のビンやらカルテらしきものやらが散乱していました。
「気持ち悪い・・・」
誰かがそう言うと全員になんとも言えない悪寒が走り、
それ以上進むことが出来なくなってしまい、
外へ出ることに・・・
「やっぱりやばいよね。」
「なんか吐き気する・・・」
友達とそんな話をしていると、
『ガタン!!!!!』
「!?」
突然弟の車ががけの方へ落ちかけました。
「何何っ!!??」
弟は急いで車に飛び乗り(体重約85kg、身長183cm・笑)、エンジンをかけ、
サイドブレーキを降ろしアクセルを踏み込みました。
「ドゥルルルルンンッ・・・・」
間一髪!車は馬力の強い4輪駆動車、急ながけにもへこたれず
駐車場の中へ戻りました。
「危なかったーーーー!」
「何やったと??」
「・・・・・・・」
友達もみんな一様に驚いて、がけの下を覗いていました。
「とりあえず、ナンかやばいけん帰ろう。」
弟達はそそくさと帰路につきました。
そして帰りの車中で
「サイドブレーキちゃんと上がってなかったとやろ。」
ということになり、みんな納得しました。
そして弟にその話を聞いた私は。
私「サイドブレーキって、あんたその駐車場車輪止めは?」
弟「あった。」
私「車ってがけの方を頭にして止めとったと?」
弟「いや、後。」
私「サイドブレーキがゆるかっただけで車輪止め乗り越すくらい
4駆の馬力ってすごいとやね~~。
しかも普通サイドブレーキゆるかったら車って前に進むやん?」
弟「・・・・・・・」
私「・・・・・・・」
弟「いやああああああーーーーーー!!!!」
一歩間違えば弟の愛車はがけの下。
きっと病院に居ついた霊たちが早く帰れと言っていたのでしょう。
そんな所に遊びに行くから・・・。
私はもちろん、その廃病院には行ったことはありません。
だって怖いもん・・・・