無人島の堤防にて

怖い話

無人島の堤防にて

投稿者:紅のプー太郎さん


釣り仲間が夜釣りから帰ってきて、
トンでもない事が起きた模様なんで投稿します。
2人で行く夜釣りの予定が、どうしても相方が行かれなくなり、
やむを得ず1人で行く羽目になりました。
本来は無人島の岩場で夜釣りだったんですが、
渡船の親父と相談して、安全性を考えて10年くらい前まで
人が住んでいた、無人島の堤防へ行きました。
飽きない程度にボチボチ魚が釣れて、眠たくなったし霧が出てきたから、
夜半近くに寝袋へ潜り込みました。
暫くすると「ベチャ!!・・・・ベチャ!!・・・・・・」と、

何かが這ってくる様な音が聞こえだして、どうも近づいてくる気配なんですね。
そんな音を出して動き回る野生動物は居ませんし、
SFやホラー映画の中しか考えつきません。
次第に音の感覚が近くなり、寝袋の周りを回ってる様子で、
ただならぬ気配と強烈な腐敗臭に、恐ろしくて目を開けられません。
いつの間にか気絶していたらしく、気づいたら朝になっており、
辺りを見回すとグッショリと堤防が濡れていました。
雨か?と思いましたけど、民家と漁港がある付近は、
全く濡れていませんし、ナメてみたら海水なんですね。
大波にしては釣り道具が流されてませんし、
渡船の親父に聞いてみると
「あ~やっぱり出たみたいやね!?・・・・・・
ここでの釣りはアンタで最後にするよ」と、意味ありげな笑顔で
一言二言言われ、結局何も答えてくれませんでした。
普通に考えれば漁に出て遭難した方々が、
帰ってきたんでしょうけども、それとも他の何かが・・・・・。

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